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Snow Gear Collection 2020 vol.1 ATOMIC「REDSTER TI(TEAM ISSUE)」

2020-07-03 (金) 16:12

「TI」or「STI」ラスト、ボリュームの違い
そして滑りの志向で明確な選択とベストなチョイスが可能になった「REDSTER BOOTS」

 昨シーズンデビューした「REDSTER STI」ブーツ。ラスト93mmとタイトなフィットで足のボリュームが小さいレーサーのために開発された「STI」。カフも低く、ヒンジの位置も最適に配置され、これが奇しくも欧米人とくらべてボリュームの小さい多くの日本人にマッチ。タイトで低く設計された「STI」はそのままクイックで雪面のとらえに優れ、“よく動く”ブーツとして高評価を得た。


カフ、ヒンジの高さ。全体的なボリュームと違いの差が明確な「STI」と「TI」

 そして2020-21ニューモデルとして登場するのが「REDSTER TI(TEAM ISSUE)」。昨シーズンまでラインナップされていた「REDSTER WC」はラインナップから外れ「TI」「STI」が横並びでフラッグシップモデルとなる。気になるのは「STI」との違い。「STI」はカフ、ヒンジ位置も低く設計され93mmラストという設計であったが、「TI」は「STI」よりも全体的にボリュームをもたせ、ラストも95mmという設定。そのため、レースや基礎といった競技に関わらず、足のボリュームによって選択するというのが分かりやすい違いだろう。


「REDSTER TI」価格:¥79,000~¥103,000+税 フレックス:170/150/130/110 サイズ:22/22.5~28/28.5

 しかし、滑りの志向によっても、その選択は分かれてくる。カカト部分のおさまりがしっかりと感じられ、低く設計されたシェルデザインが、雪面のダイレクトなレスポンスから俊敏なスキー操作へとつなげる「STI」に対し「TI」はより強い力をスキーに伝え、スキーの走りをさらに引き出していくことに優れた印象だという。このようなことから基礎系には「STI」。そしてレース系には「TI」という選択も大いにあり得るだろう。
 そして、足のボリュームや滑りの志向など、総合的な観点からベストな選択を可能にしているのも「ATOMIC」ブーツのいちばんの特徴ともいえる「MEMORY FIT」テクノロジー。シェルから熱成形することによりそれぞれの足にベストマッチしたブーツを作り出すこのテクノロジー。ちょっとした“あたり”のためにワンサイズ大きなブーツを選択せざるを得ず、そのために生じてしまう雪面のとらえや操作性のルーズ感といったところをこの「MEMORY FIT」が解消してくれる。このことにより93mmや95mmのラストであってもタイトに感じることなく、完璧にフィットしたブーツがパフォーマンスを最大限に引き出すことにつなげてくれるだろう。
 もちろん、足のボリュームやカフの高さなど絶対的な体格での違いは個人差があるので、体格、そして滑りへの志向といった総合的な判断から自らにフィットしたブーツを選択してほしい。
 操作性に優れた「STI」。そしてパワーを最大限に引き出す「TI」。ベストパフォーマンスを引き出すブーツ選びは、おのずとその答えが導き出されるだろう。
 
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