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Snow Gear Collection 2021 VÖLKL「RACETIGER」

2021-05-31 (月) 12:09


 

アスリート仕様のトップモデルが“MASTERモデル”として大幅なモデルチェンジ
GS、SLそれぞれに合わせたカーボンシートが劇的に滑りを変える!?

 「VÖLKL」が国内の基礎シーンに合わせて特別にラインナップしている「RACETIGER」シリーズ。昨シーズンのモデルからロング系の「RACETIGER GS」ショート系の「RACETIGER SL」にはそれぞれレーシングモデルに使用されているプレートを搭載した“PRO”モデルがラインナップされていたが、大幅なモデルチェンジというわけではなかった。しかし、2021-22ニューモデルでは大幅なモデルチェンジが図られ、トップモデルの名称もそれぞれ「RACETIGER GS MASTER」「RACETIGER SL MASTER」というモデル名に変更された。


スキーのトップ部分に敷かれた「テイラードカーボンチップ」それぞれのモデルに合わせターン時における最もストレスのかかる部分をサポートしてくれる

 2021-22ニューモデルの「RACETIGER」シリーズで最大のトピックスといえばトップモデルに採用されている「テイラード・カーボンチップ」という新たなテクノロジー。文字通りスキーのトップ部分、主にロング系とショート系それぞれのモデルに合わせてオーダーメイドのように仕立てあげられたカーボンシートは、ターン時におけるもっともストレスのかかる部分に沿うように最適に配置されている。これにより軽量で強度を増したトップ部分はとらえの良さといったところが格段に向上し、ターン中も最適なトーションの強さを感じられ、操作性や後半の抜けのよさといったところまでつなげてくれる。


上から
「RACETIGER GS MASTER」価格:¥143,000(税込) サイズ(R):173(16.4)178(17.5)183(18.6) サイドカット:115-67-98mm
「RACETIGER SL MASTER」価格:¥143,000(税込) サイズ(R):165(12.6) サイドカット:126-67-102mm
「RACETIGER GS」価格:¥150,700(税込) サイズ(R):170(17.1)175(18.3)180(19.4)185(20.6) サイドカット:114-69-97mm
「RACETIGER SL」価格:¥150,700(税込) サイズ(R):150(10.2)155(11.0)160(11.8)165(12.6)170(13.4)
「RACETIGER SC CARBON」価格:¥132,000(税込) サイズ(R):155(11.3)160(12.1)165(13.0) サイドカット:123-70-103mm
「RACETIGER SRC」価格:¥110,000(税込) サイズ(R):153(12.4)158(13.4)163(14.3)168(15.3) サイドカット:122-73-103mm

 また「RACETIGER GS MASTER」「RACETIGER SL MASTER」は「テイラード・カーボンチップ」によって強くしただけというわけではない。これまでワールドカップのようなトップレーサーのスキーにのみ使用されていた特殊なウッド芯材が“MASTER”の2モデルにも使用されている。「WCアッシュウッドコア」という芯材は硬質ながらも弾力性に優れたアッシュ材。この弾力性を活かし、ターン中にはスキーがしっかりとたわみ、そして荷重の際のパワーがため込まれる。ターン後半からはそのパワーが反発力として開放され加速力へとつなげてくれるという。
 これまでも技術選レベルから一般中上級まで基礎を中心としたシーンにおいて評価の高かった「RACETIGER」シリーズ。2021-22ニューモデルは“MASTER”と名称の変わったトップモデルが大幅なモデルチェンジが図られた。強くハリを持たせる部分、そして弾力性とそれを解放した時の加速性。あらゆる面で総合的にアップデートが施され、さらに高いポテンシャルのスキーへと変貌を遂げた。もちろん“MASTER”モデルは技術選などをターゲットとしたエキスパートモデル。しかしそのポテンシャルを最大限に引き出すことができれば来シーズンの滑りは劇的に変わってくるだろう。
 
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