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VÖLKL 2022-23ニューモデル試乗会Report
2022-03-31 (木) 13:04
「VÖLKL」2022-23ニューモデルのトピックスはオンピステ・ハイパフォーマンスモデルの進化。技術選を中心に基礎シーンで支持される「RACETIGER」シリーズ。2022-23ニューモデルではロング系「RACETIGER GS」ショート系「RACETIGER SL」に「VÖLKL」の振動吸収テクノロジー「UVO」が搭載されていない。これは昨シーズンからアスリート仕様の「MASTER」モデルに採用されてきた「テイラード カーボンチップ」というトップ部分に敷かれた網目状のカーボンシートが「RACETIGER GS/SL」の両モデルにも採用されたため。「テイラード カーボンチップ」はターン時においてもっとも負荷のかかる部分に沿うように設計され、“とらえの良さ”であったり“安定性の向上”といったところを感じられるということから「UVO」は搭載されていない。またビンディング、プレートも変更され、特にプレートはたわみを出しやすいようにとアップデートされている。
そして近年、注目を集めているオンピステモデルが「DEACON」シリーズ。センター幅は70mm台、テールもロッカー構造のため、雪質にとらわれることなく扱いやすさといったところは、技術選や検定といったところをターゲットとした「RACETIGER」とは一線を画している。しかし性能面で「RACETIGER」に劣るということは全くない。構造面や使用されている素材は「RACETIGER」とほぼ同様のため、ハイパフォーマンス、ハイクオリティのオンピステモデルといえるだろう。
テクニカル志向には「RACETIGER」。技術選や検定といったところにとらわれることなく、もっと自由にゲレンデをカービングで楽しみたいという方には「DEACON」シリーズ。技術やレベルではなく、それぞれの志向でハイパフォーマンス オンピステモデルを選択することができる「VÖLKL」の2022-23ニューモデル。きっとお気に入りの1台がみつかるはず。
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