SnowMAP

GEAR  ギア

Snow Gear Collection 2018-19 DALBELLO 「DSシリーズ」

2018-10-15 (月) 12:01

快適性とパフォーマンス性能
その両方を兼ね備えたオンピステ・ハイパフォーマンスブーツ

 1974年イタリアで創業した「DALBELLO」。スキーブーツの本場、イタリアならではの技術を細部にまで施し、独自の3ピース構造(カブリオデザイン)のブーツをはじめ、幅広いラインナップを生み出してきた。多くのメジャーブランドが製造を海外に移す中、DALBELLOはほぼすべての製造を今も、イタリアで行っている。“靴職人”イタリアならではのこだわり、デザインと技術で世界中のファンに親しまれている。


ロアを中心にバックまで配置されている薄緑色の部分が硬度が高い部分。濃い緑色の部分は薄く、軽量化が図られている。これにより、理想的な剛性と快適性を実現

 DALBELLOというと、どうしてもフリースタイルのイメージが強いが、アルペンワールドカップでも活躍する「DRS」シリーズや、バックカントリー、ツアー用のカーボンを使用した軽量の「LUPO」シリーズなど、様々なジャンルでコアなスキーヤーから高い支持を得ている。そして、今シーズンDALBELLOからオンピステ向けのハイパフォーマンスブーツが登場した。
「DS」シリーズというニューモデル。そのままズバリ、“ダルベロ・スポーツ”の略である。新開発のコンセプトは“スポーツ”という名前だけあって、スキーをレジャーではなく、スポーツとして楽しむためのブーツであるという。レーシングブーツのようなパフォーマンス性能とオールマウンテンブーツのような快適性能を兼ね備えた、いわば“ハイブリッド”なオンピステブーツだ。


パフォーマンス性能を損なうことなく、歩行時における滑り止めの効果を発揮する「グリップウォーク交換ソール」価格:¥3,000+税。
*一部、標準装備もあり

 まず何と言っても目を引くのが、骨組みのように配置されたシェルのデザイン。これは、単なるデザインではなく、同じ素材であるが、硬度が異なるもので構成されている。骨組みにあたる部分は硬度の高い素材が使用され、理想的なフレックス、剛性、そして確実なパワー伝達のために適切に配置されている。それ以外の部分については、やや硬度の柔らかいものが使用されている。これは性能面で見れば、“しなやかさ”であったり、“粘り”といったところを引き出すのではないか。またこの部分は、不必要にボリュームを持たせることなく、硬度の高い部分と比較し薄く構成されているため、軽量化が図られ、同時に足入れもしやすく、フィット感も高められている。


(左)「DS130」価格:¥80,000+税 フレックス:130 ラスト:100mm サイズ:24.5~29.5(1cm毎)
(右)「DS AX120 GW」価格:¥58,000 フレックス:120 ラスト:102mm サイズ:24.5~29.5(1cm毎)
*「DS AX120 GW」はグリップウォークソール標準装備

この硬度の異なる2種類の素材を使用することで、ビジュアルも立体的に、シャープな印象を持たせることになった。また、軽量化といっても、1/2で平均1,900gと、数値的にはそこまで軽量ブーツというわけではない。もちろん、さらなる軽量化も可能なのだろうが、パフォーマンス性能を犠牲にしては意味がない。設計、剛性などを総合的に考慮し、導き出された理想的なバランスということか。
 1日中快適に、アグレッシブにスキーを楽しみたいというスキーヤーには理想的なモデルと言っても過言ではないのかもしれない。

DALEBELLOはコチラから

 

 

STJレンテック

FOLLOW ME

  • facebook

AD Sponsors

ページトップ