石井智也GS3連覇
「ワールドカップにいがた湯沢苗場大会」の出場権を獲得

　2019年12/26（木）「全日本スキー選手権アルペン競技会」が開幕した。場所は今年も「阿寒湖畔スキー場」。初日は男子のGSからスタート。優勝は大方の予想通りともいえる石井智也（ゴールドウインSC）。1本目からただ一人、54秒台と明らかな違いを見せつけた。2本目のゴール目前、最後の旗門前でバランスを崩し、転倒しながらのゴールであったが、盤石の勝利といってもいいだろう。唯一、石井智也に食らいついたのが2位に入った小山陽平（日本体育大学）。先日のワールドカップ、ヴァル・ディゼール（FRA）・スラロームで2本目に進出するなど、その状態の良さを見せた。まだ21歳の小山陽平であるが、すでに雰囲気も“違い”を見せ始め、年明け以降のワールドカップをどのように戦っていくのか。今シーズンは一気に世界のトップシーンへと昇りつめる飛躍の年となってくれることを期待したい。
　すでに発表されている通り、優勝した石井智也は現在、ナショナルチームから外れているが、この優勝で「アルペンワールドカップにいがた湯沢苗場大会」への出場権を獲得。ナショナルチームへの復帰となるかはまだ未確定だが、2月の苗場にむけて万全の状態でレースに臨んでほしい。
　ほか上位選手の総合順位は以下の通り