エキスパートモデル「RC4 CT」「RC4 RC PRO」「RC4 SC PRO」は健在
プレートの違いにより最適なモデル選択が可能
「RC4」シリーズ エントリーモデル「RC4 RCS」があらたにラインナップ

　昨シーズン、フルモデルチェンジを果たした「FISCHER」の「RC4」シリーズ。ショート系の「RC4 SC」とロング系の「RC4 RC」とシンプルなラインナップながらも、それぞれに2種類のプレートが用意されたモデルでの展開となっている。レーシングモデルに使用され、パフォーマンス重視の「M/Oプレート」を搭載した「RC4 RC PRO」と「RC4 SC PRO」。そして軽量で柔らかく操作性に優れた「M-TRACK」搭載モデルと、おなじ「RC4」ながらも実際には4モデルでの展開となり、技術選出場などのアスリートモデルから一般中上級スキーヤーまで幅広い層にベストな選択が可能となっている。

（上）「RC4 WORLDCUP CT」価格：¥179,300（税込）サイズ（R）：165、170、175（15,5m）、180cm　サイドカット：113-65-98mm
（中）「RC4 WORLDCUP RC PRO」価格：¥159,500（税込）サイズ（R）：170、175（18m）、180、185cm　サイドカット：111-66-96mm
（下）「RC4 WORLDCUP SC PRO」価格：¥159,500（税込）サイズ（R）：155、160、165cm（13m）　サイドカット：119-66-104mm
＊上記3機種は「M/Oプレート」搭載モデル

　加えて注目を集めたのが「RC4 CT」。ワールドカップのパラレルスラロームで使用されるモデルのサイドカットを採用した「RC4 CT」。もともとレーシングモデルのDNAを引き継ぐ「RC4」シリーズではあるが、さらにその色を濃くしたようなエキスパートモデルの「RC4 CT」は、その特徴的なラディウスと幅広いサイズ展開からターンサイズにとらわれることなく、レーシングモデルさながらにハイスピードでカービングを楽しみたいというエキスパートに多くの注目を集めた。
　気になる2021-22ニューモデルであるが、「RC4 CT」「RC4 RC」「RC4 SC」は健在。独特な形状のトップ部分はターン導入からとらえの良さを感じられ、「SHAPED TI（シェイプド チタニウム）」と呼ばれる芯材部分に敷かれたチタニウムのシートは適切なトーションバランスを生み出し、キレや抜けのよさ、シャープな操作性を強く感じられる。このような「RC4」シリーズの根幹を成す部分などはしっかりと踏襲されている。

（上）「RC4 WORLDCUP RC」価格：¥140,800（税込）サイズ（R）：170、175（18m）、180、185cm　サイドカット：111-66-96mm
（中）「RC4 WORLDCUP SC」価格：¥140,800（税込）サイズ（R）：155、160、165cm（13m）　サイドカット：119-66-104mm
＊「RC4 WORLDCUP SC」はイエローとピンクの2色展開　上記3モデルは「M-TRACK」搭載モデル
（下）「RC4 RCS」価格：¥115,500（税込）サイズ（R）：155、160、165cm（14.5m）　サイドカット：116-68-100mm

　その中でもひとつ「RC4」シリーズに注目したいモデルが加わった。それが「RC4 RCS」。このモデルはいわば「RC4」シリーズのエントリーモデルともいえる。そのため「ダイアゴカーボン」のようなシートは使われておらず「SHAPED TI」の厚みも0.5mmとすることで「RC4 RC」「RC4 SC」よりも軽量で柔らかな構成となっている。これらの効果によって「RC4 RCS」では、適度なズラしであったり、踏み込んだ際にはそれにしっかりと応えてくれる反応の良さであったりと、そこまでの技術レベルを必要とすることのない操作性が際立ったモデルに仕上がっているという。このモデルならば技術習得を目指すスキーヤーから脚力に自信のないスキーヤーまでゲレンデでしっかりとカービングを楽しむとができるだろう。
　レーシングモデルの流れを汲み、その卓越したパフォーマンス性能によって多くのエキスパートに支持を獲得している「RC4」シリーズ。プレートによる選択。そしてあらたに加わった「RC4 RCS」の登場により、さらに幅広いモデル選択が可能となった。志向やレベルによって最適なモデルがゲレンデをカービングする喜びを与えてくれることだろう。
　
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