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2023-24マスターズスキーテスト!!! テスターは全員、元ワールドカッパー!

2023-06-03 (土) 12:25

雪解けが早かった、2023年春。野沢温泉スキー場に今年も全8メーカーから2023-24のマスターズモデルが集結した。

今回は、W杯で常に表彰台を賑わせているヨーロッパメーカーに加え、made in JAPANのオガサカスキーとブルーモリスが参加。ガチンコテストで日本メーカーが、どのような評価を得られるか楽しみだ。

テスターは、今年も全員が元ワールドカッパー。昨年も参加してくれた湯浅 直樹と河野 恭介。そしてこのテストでは初の女性となる長谷川絵美が参加。トップアルペンレーサーの評価はいかに!?

(左から) テスターの河野恭介、湯浅直樹、長谷川絵美

ラインナップ(A-Z順)&インプレッション

ATOMIC / REDSTER G9 RS REVOSHOCK

183cm 105-67.5-89 RADIUS:24

湯浅:直進性の高さ、ターンの作りやすさ、安定感のある挙動、どの項目においても高次元のスキーだと感じました。足元の安定感は特に高く、挙動が安定しているのでとにかく乗った時の安心感が頭ひとつ抜けていたように感じました。

BLUEMORIS / FIGHTER GS

185cm 105-66.5-87.5 RADIUS:25

河野:ターン前半の捉えの良さとしなやかさを感じるスキー。捉えからたわみが素直に出て、思うようにターンを作ることができます。一方で柔らかさを感じる場面もあり、高速域になるとパワー系スキーヤーには少し物足りないかもしれません。

ELAN / GSX WORLD CUP X

185cm RADIUS:25

長谷川:スピードに乗ると反応が良く、曲がってくれるが、逆にスピードに乗るまでがたわませられずターンが間延びしてしまった。しっかり強く、そして重くウエイトを掛けられるスキーヤーに向いている。

FISCHER / RC4 WORLDCUP GS MASTERS

183cm RADIUS:25.3

河野:フィッシャー特有のスキーのたわみは、しなやかなターン弧を描いてくれる。しかしオートマティックなスキーでは無いため、自ら適切な傾きを作り運動を行う必要があります。スキーに対して軸圧をしっかりかけることができれば鋭いターンが武器になるでしょう。

HEAD / WORLDCUP REBELS E-GS RD

181cm 102-65-86 RADIUS:25 / 186cm 104-65-87 RADIUS:25

湯浅(186cm):少ない角付けからも積極的にグイグイ曲がってくるので、とにかくターンを作るのが楽でした。雪面にエッヂが食い込む感じが無いのにしっかり曲がるのが、あまり感じたことのないフィーリングでしたが、タイムも出ているので良いスキーだと思いました。

河野(186cm):自分でスキーをたわます技術、体力のあるスキーヤーに向いています。低速域での操作性に難しさを感じますが、スピードに乗ると抜群の安定感と縦方向へのを走りを感じ、生粋のスピードマシンと言えます。トップの硬さからテクニカルなセッティングやスタート直後は一定レベルの技術を要すると思います。

長谷川(181cm):スピードがない出だしでもしっかり曲がってくれて簡単にターンができました。ただ、スピードが出てきて、スキーへの圧が大きくなると思った以上に曲がってしまい耐えるのがキツかった。小柄な女性だけでなく、筋力や体重が落ちた男性にもこのスキーのように短いスキーにサイズダウンする選択を積極的に取り入れてほしい。

OGASAKA / GS-M(SR585付モデル)

185cm 104.3-67.0-90.3 RADIUS:25

湯浅:スムーズで滑らかなターンを作ることが容易にできるスキーだと感じました。
ターンに入ってきて、スキーがたわみ始めるとそこからがこのスキーの本領が発揮され、スキーの滑らかな挙動が綺麗なターン弧を産み出し、病み付きになってしまいそうなほど気持ち良いと感じました。

河野:非常にバランスのとれたスキーで乗り手を選びません。操作性もありながら綺麗にカービングをすることができます。スキーの走りは感じにくいですが、タイムには繋がっているのでどのレベルのレーサーにもお勧めできる一台です。

ROSSIGNOL / HERO MASTER LT

183cm 115-71-96 RADIUS:21

河野:スキーの反応が非常によく、加えてスキーのたわみもしっかり出るためどんなセットでもフルカービングで攻めていける一台です。反面、直進性は欠けるため緩斜面やストレートなセットでは角付けをコントロールし、ターン弧を調整することが求められます。アグレッシブなスキーヤーに薦めたいです。

長谷川:朝イチのアップ時では、雪が固く、たわんで曲がりやすく操作しやすい印象だったのですが、実際コースに入った時は、融雪が進みターンが間延びてしまいました。もう少し条件が良い時に乗ってみたいスキーでした。

SALOMON / S/RACE PRIME GS

183cm 105-68-89 RADIUS:24

長谷川:フォールラインにからんでからが噛み始めてくれて縦に走る感じがしました。前半の反応がほしい方は少し物足りないかもしれませんが、私的には十分綺麗なターンを描けました。

印象が良かったスキートップ3
長谷川 絵美=1位 HEAD 、2位 SALOMON、3位 ROSSIGNOL

河野 恭介=1位 OGASAKA、2位 HEAD、3位 ROSSIGNOL

湯浅 直樹=1位 HEAD、2位 ATOMIC、3位 OGASAKA

【試乗を終えての全体的な感想】
長谷川 絵美

これほど、色々なスキーを履くテストは初めてだったのですが、スゴく楽しかったです!
ただ今回は、短いコースだったので、その中でスキーのポテンシャルを感じ、その感覚を伝えるのが正直、難しかったです。
現役引退から数年が経ち、体重や筋力が減ったせいなのか私自身の好みのタイプも変わっていました。選手時代は重くてどっしりした板を好んでいましたが、今回は、スキーが曲がって滑り易い板に高評価を付けました。強い板は扱いにくくなったのかなと感じました。

河野恭介
昨年に続き多くのスキーを履かせて頂きましたが、個性やこだわりを感じることができました。
外国メーカーはワールドカップの実績通り、どのスキーも良くできていました。ただ、それ以上にそれらに引けを取らない国産メーカーに驚きました。
今回のテストでは、各メーカー圧倒的な差はなく、スキーヤーの個性や強みを活かせるスキーを選ぶことが重要だと感じました。
チョイスのポイントしては、レースを想定し(斜度、雪質、セットも踏まえ)、多くのスキーをテストしてみることで自身のパフォーマンスの向上に値する一台に出会えるのだと思います。

湯浅直樹
今季は指導者になったこともあり、GSのスキーをたくさん履いたシーズンでした。そのため、R30の感覚が残っている中でのテストとなりました。マスターズモデルはどれもR25前後でとても運動がしやすく、思い通りのターンが描けました。
元々現役時代は、縦によく走るスキーを選んでいましたが、引退してから一年、だいぶ体力的にも落ちてきて、しっかり動いて安心して乗れるスキーに高評価を付けました。

6月に入り、早期受注会も各所で行われます。トップスキーヤーたちのインプレッションを参考にしてみては如何でしょうか?


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