2022-23シーズンのFISワールドカップアルペンスキーは、スイスのマルコ・オーデルマットの総合2連覇で幕を閉じた。
すでに大回転、スーパー大回転の種目別優勝と総合優勝をその手に収めていたオーデルマットは、アンドラのソルデュで行われた大回転の最終戦でも果敢に攻め見事優勝。
今季の総合得点を2,042ポイントとし、オーストリアのヘルマン・マイヤーが1999-2000シーズンに樹立した2,000点のシーズン最多記録を更新。シーズンの締めくくりに自ら花を添えた。

そんなオーデルマットが使用するスキーはスイスの老舗スキーメーカー『STOCKLI』であることは言うまでもないだろう。

その世界チャンピオンと同じSTOCKLIスキーと、made in JAPANのREXXAMブーツで、近い将来、世界の頂きに立てると信じ戦い続ける若きアルペンレーサーがいる。彼の名は、片山 龍馬（東海大学）19歳。

全国中学校総合体育大会で二連覇し、将来有望視されていた矢先に愛用していた国産スキーメーカーが撤退。次に履いたスキーに上手く順応することが出来ず、その滑りは精彩を欠き、期待された才能が影を潜めていた。
そんな時、出会ったのがmade in JAPANのREXXAMブーツと既にFISワールドカップで活躍を見せていたオーデルマットが使用するSTOCKLIスキーだった。

数々のテストを重ね、自分との相性の良さを感じた片山は、再びアルペンスキーに熱い情熱を注ぎ始め、リザルトも輝きを取り戻した。

片山は、現在スキーへの取り組み方やフィジカル面の強化にも正面から向き合い。世界の檜舞台に向けて邁進中である。現在は、ワールドカップレーサーやオリンピアンを数多く輩出してきた東海大学へと進学。U-22の強化選手としてナショナルチームの一員として、オーデルマットが待つW杯を目指し日々汗を流している。

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