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2021 FISアルペンスキー世界選手権 加藤聖五インタビュー

2021-02-23 (火) 14:14


 

GS大健闘の18位!
ワールドカップでのポイント獲得へ期待は高まる

 イタリア・コルチナダンペッツォで開催された「2021アルペンスキー世界選手権」。世界選手権には初出場となった加藤聖五(野沢温泉SC)。パラレル、チームパラレル、GS、SLとタイトな日程のなか4つのレースに出場し、ワールドカップでも主戦場としているGSでは18位に入る滑りを見せた。ワールドカップではまだポイント獲得には至っていないが、いいきっかけとなったであろう世界選手権のレース後インタビュー。

SnowMAP-まずはGS18位というリザルトおめでとうございます。ご自身として滑りの感覚はどうでしたか?
加藤聖五-ありがとうございます。ただ1本目は今シーズンいちばんひどい滑りでした。
SnowMAP-コースコンディションはどうでしたか?気温も高かったようですが?
加藤聖五-気温は高かったのですが、スタート直後の急斜面は硬く、グリッピーな雪でした。そこから緩斜面に入るのですが、そこがさらに硬くて…。レース人生でいちばん硬かったです。インスペクションで横滑りするときに雪煙とかもいっさい出ず。本当に“つるん”って感じでした。やはり何人かの選手はそのあたりでコースアウトしていましたね。

SnowMAP-明らかに2本目の方がいい滑りを見せていましたね?なにか2本目で変えた点などあったのですか?
加藤聖五-1本目があまりにひどい滑りだった自覚があったので、いい意味で吹っ切れた感覚はありました。もうこれ以上ダサい滑りはできないぞという感じですね。それと、1本目であのコースでの滑り方が分かったということと、少し雪がゆるんで自分の得意な雪質になっていました。特にコース後半部分はそうでしたね。

SnowMAP-1本目は特に緊張や気負ってしまう部分は大きいですか?
加藤聖五-そうですね。特に今回の世界選手権ではコースオープンもなく、ぶっつけ本番でスタートを迎えるしかなかったというところも大きかったですね。

SnowMAP-レース前はどのような感覚でいましたか?
加藤聖五-1本目はとにかく30番以内に入ることを心がけました。そこはワールドカップと同様ですね。しかし、他の選手のコースアウトが多く、タイム差がついた状態でも26位には入れました。いつものワールドカップでは4秒差もついていたら無理でしたね。2本目は気温もあがり、コース状況も悪くなるので、勝負をかけるなら2本目かなと思っていました。

SnowMAP-トレーニングから調子はよかったのですか?
加藤聖五-よかったですね。今シーズンはワールドカップでもGSに関してはいい悪いといったムラも少なく滑れていました。

SnowMAP-トレーニングでやっているようないい感覚で滑れたということでしょうか?
加藤聖五-そうですね。ゴールした時に自分の中でもいい感触がありました。いつもの練習と同じように滑ることができました。

SnowMAP-世界選手権前のヨーロッパカップでもいい滑りをしていましたが、そのあたりから調子は上向いていたのですか?
加藤聖五-滑りとしては悪くはなかったですね。ただ先日のヨーロッパカップでは気温も高く、春雪のような状態だったので、そのようなコンディションのなかで2本目に残れれば、順位を上げていくことも可能だと思っていましたね。

SnowMAP-そこから世界選手権に向けてさらに集中を高めるということで臨んだのでしょうか?
加藤聖五-僕の中で特に大きいレースだから何かが違うということはないんですよね。特別意識とかはそこまで感じないようにしています。ワールドカップでもヨーロッパカップでも世界選手権でもあまり変らないですね。

SnowMAP-今回のリザルトでこれからのワールドカップでもいいきっかけになったんじゃないですか?
加藤聖五-少し見える景色が変わったかなと思います。

SnowMAP-パラレルのことも聞かせてください。チームパラレルではノルウェーと対戦しましたが、いい滑りを見せていたと思います。
加藤聖五-これまでセバスチャン・フォス ソルバーグがGSのスキーにのっているところを見たことがなかったんですね。これまで練習でも一緒になることが多かったのですが、レースで初めて見ました。正直、GSできるの?みたいに思っていました。そのあたりで油断はしていましたね。その後も彼は勝ち続けてノルウェーは優勝したので、世界中がそこに驚いているんじゃないかなと思っています。
オリンピックでもパラレル競技はあるので、いい経験になったと思います。チームパラレルに関してはメダルを獲るチャンスではないかと。ただやっぱりパラレルについては練習の量が少なかったのです。GSやSLと同様にパラレルの練習をしないとタイムは出ないですね。強豪国はパラレルに向けたメンバーでしっかりと練習していますからね。現状、日本チームはGS、SL含めたギリギリの人数でやっているので、そこはしょうがない部分はあります。

SnowMAP-この調子のまま残りのワールドカップでポイントを獲得したいところですね?
加藤聖五-そうですね。どうしても世界選手権は各国4人までの出場枠なので、強豪国ではワールドカップに出場していても世界選手権には出れない選手もいますからね。そういったところもあるので、ワールドカップでしっかりと成績を出したいと思っています。GSは残り3戦という状況です。自分でワールドカップポイントをしっかりと獲得することで、来シーズンは出場枠を増やすことができます。僕も小山選手もあとちょっとのところまでは来ています。僕らががんばってポイントを獲得して出場枠を増やすことで、よりチームとしての活動できると思います。

SnowMAP-シーズンも後半ですが、残りのワールドカップ期待しています。
加藤聖五-はい。まずはポイントを獲得できるようにがんばります!
 
写真提供:ATOMIC/加藤聖五/日本アルペンナショナルチーム

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