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全日本SL、女子は前田が連覇!男子は切久保がGSとダブルタイトル!

2024-03-26 (火) 10:44

先日、第102回 全日本スキー選手権 アルペン競技 スラロームが2024年3月14日に男子、女子ともに北海道の国設阿寒湖畔スキー場で行われた。

結果は、男子が切久保 仁朗選手(法政大学3年)の初優勝、GSに続いてダブルタイトルを達成。女子が前田 知沙樹選手(株式会社村瀬組)が昨年に続き連覇を成し遂げた。

男子SL

1本目、前日の強風も止み大会は快晴の中、8時25分から予定通り行われた。気温はマイナス7度。阿寒らしいビシッとしまったバーンで、その硬い雪面にしっかりアジャストした選手のタイムが伸びていた。
前日、GS初優勝で勢いに乗っていた、切久保 仁朗選手が2位に0.78秒の差をつけてラップ。2位に三上 大我選手(置環)、3位に髙橋 良伸(日本大学)が続いた。

全103名のエントリーで、1本目のゴールを切れたのはわずか52名。ほぼ半分がDNFという厳しいレースとなった。特に、中盤以降の高校生を中心とした若手選手のDNFが目立ち、硬いバーンへの対応力に大きな課題が残った。

女子1本目の後に行われた2本目は、マイナス1度まで気温が上がった中で行われた。スタート直後の大壁で大きく降ってあるセクションが有り、そこを次の緩斜面へどのようにスピードをつなげられるかがポイントのセットとなった。

そんな中、見事な滑りを見せたのが高田 隼之介選手(星槎大学)。気をつけることろは気をつけ、攻めるところで攻めたという滑りは見事ラップ。予選7位から何とか入賞を狙っていたという高田選手は、見事2位までジャンプアップを見せた。ただ、0.12秒差で2本目2位に入った。切久保 仁朗選手には及ばす、切久保選手がGSに続いての日本一に輝いた。3位には、三上 大我選手が初表彰台。優勝を狙っていただけに悔しかったと言いつつ、初表彰台に笑みを浮かべた。

終わってみれば、完走44名のサバイバルレースとなった。

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女子SL

男子1本目に続き、9時45分から行われた女子1本目。気温はマイナス4度とバーンはまだまだ硬く締まった状況でスタートした。
ラップにつけたのは、前年のチャンピオン 前田 知沙樹選手(株式会社村瀬組)。SLに絞って出場を続けるスラローマーは秋のヨーロッパから好調を維持出来ているという言葉通り、安定した滑りを見せた。
2位には、高校時代W杯に出場をしながら大学入学直後のシーズンで休養をした水谷 美穂選手(日本体育大学)が、3位には、昨シーズンのファーイースト初戦で転倒、脳震盪となり一時休養を余儀なくされていた若月 新選手(株式会社ジェーソン)の復活組が続いた。

男子2本目に続いて行われた女子2本目は、12時35分から気温3度と上昇。さすがに、バーンは硬さを維持しながらも少し溝が生まれる状況となった。また、セットは1本目に比べ振り幅があり、テクニカルなセットとなった。
そんな状況でも強かったのは、連覇を目論む前田選手。雪面が変わる中、素早く状況判断し的確な安定した滑りで2本目もラップを勝ち取り完全優勝を果たした。
2位には、1本目4位と出遅れた渡邉 愛蓮選手(東海大学)が入り、3位には水谷選手が続いた。

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